前回までのお話で、基本的なコースの概念と、文章などの資料掲載ができるようになりました。
今回は、学生の理解度を確かめたり、最終的な評価を行うのに役立つコンテンツとして、小テスト活動についてご紹介します。
小テストを追加したい週の「活動の追加…」ドロップダウンリストより、「小テスト」を選択します。
小テストの設定画面になります。
ここでは、小テストの概要説明について記述したり、受験回数や評定方法について設定します。
具体的な問題の作成は、この次に行います。
非常に多くの設定項目がありますが、基本的にはそのままの設定で問題ありません。
ここでは、その中でも重要、または便利なものとして、以下の項目を紹介します。
- 表示:問題をシャッフルする
-
問題の出題順をランダムにすることができます。
生徒がオンライン上で回答を教えあうというような不正を、ある程度軽減することができます。 - 受験:アダプティブモード
-
受験者に、複数回の回答を許可することができます。
通常の(現実の、一般的な)小テストの類では、学生が回答した答えについて、その場で成否を伝えて再回答を促すのは難しいものですが、それが可能になります。
また、再回答時に任意のヒント文章を表示させたり、再回答ごとに減点することも可能です。 - レビューオプション
-
小テストの解答や解説、回答者の正答数などを、どのタイミングで開示するかを設定できます。
たとえば、通常、全員がテストを受ける前に解答が漏れてはいけませんので、ここで設定します。 - フィードバック
- 小テストの評定結果に応じて、回答者にメッセージを出すことができます。
必要な項目の入力が終わったら、画面最下部の「保存して表示する」を押すことで、小テストの内容編集画面が表示されます。
左側に表示されているように、まだテストの問題を作成していません。
次の作業として、テストの問題を作成し、テストに追加していきます。
econLearningでは、計算問題、穴埋め、多肢選択、記述問題など、多彩な問題のタイプがあります。
ここでは例として、一番手軽に作成できる「○/×問題」を作成します。
「問題の作成」から、「○/×」を選択します。
テストの問題作成画面が表示されます。
例によって、多くの入力項目がありますが、必須または重要な項目は以下の通りです。
- 問題名
- 問題の名前を入力します。
- 問題テキスト
-
問題文を入力します。
ここには画像なども掲載できるので、書き方によっては多彩な問題形式が作成可能です。 - 全般に対するフィードバック
- 回答後、すべての回答者に表示されるメッセージを記述します。
- 正解
- ○と×、どちらが正解かを設定します。
- 解答「○/×」に対するフィードバック
- それぞれ、回答に○を選択した人、×を選択した人について、回答後にメッセージを表示することができます。
入力が完了したら、画面最下部にある「変更を保存する」ボタンを押してください。
前の小テスト編集画面に戻り、作成した問題が画面右側の「問題バンク」のリストに追加されています。
これを、現在の小テストに追加します。
リスト左側の「小テストに追加する」(<< のマーク)を押して、小テストの問題として追加します。
左側の「この小テストの問題」に追加されました。
このようにして、必要な分だけ問題を作成、追加していきます。
作成した問題は、他の小テストで再利用することもできます。
その他のテスト問題のタイプについては、econLearningのベースとなっているソフトウェア、Moodleのドキュメント:問題タイプを参照してください。
ランダムな数値を使った計算問題の出題例など、より詳しい解説が掲載されています。